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Studio B-ROOM 雛鳥の囀



月の雫と太陽の欠片




by まろびー



 風が舞う。風に乗せて二人の髪がたなびいた。

 「・・・・・・もう少し、表情を変えてくれるといいんだけどね?」
 「まあ、らしいけどさ。」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 確かに、ある意味、好対照な二人だと思う。
 一緒に居た時は、それぞれの個性を前面に出せる様にと教育した覚えもある。
 二年の歳月は、それを際だたせたのだろうか?

 「昔ね、あの人が、こう言ったのよ。」
 「あの時居た4人を形容してね・・・私は太陽、あんたは月、レンは星、リースは大地だって。」
 「・・・・・そうですか。」
 「最初は輝く太陽と言われてなんとなく、うれしかったけど、でもね・・・」
 「『あの』世界の中では、日の光よりも輝くのは夜の光・・・・」
 「夜空で一番輝いている『月』こそがあの人にとっての一番だったんだと私は思うわ。」



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