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Kanon Another Story



〜再び〜




by Sesiru




命…

人に限らず 生きとし生けるもの
その全てにとっての楔…

目に見えない呪縛の鎖
あの娘を縛り付ける
“病”という名の鎖

私は…
望みたくは無かった
離れたくは無かった
認めたくは無かった

でも
それでは私の心が砕ける

だから
認めざるなかった

私は
弱い姉だから……


「栞…」
「そんな悲しい顔しないでよ、お姉ちゃん」
「でも、でもっ!」
「お姉ちゃん、認めてくれたもん」
「……」
「私のこと、妹って呼んでくれたもん」
「…栞」
「頑張ってみたいの、最後まで」
「栞ぃ…」
「皆とまだ別れたくないから。だから、笑ってお姉ちゃん」
「うっ…」
「泣かないで笑ってよ、お姉ちゃん」
「うっ、ぐすっ」
「そんな泣く人なんて嫌いです」
「私が、うっ、笑うんだから」
「…お姉ちゃん…」
「頑張り…なさいよ、栞」
「うん!」

…成功率は50%以下
でも栞は逃げなかった
最後の望みを託し
私は待った
 …奇跡を…

目を開けた私を待っていたのは
白い天井
やっぱりダメだったのかと思っていたら
私に抱き付いてくるものがあった

…お姉ちゃんだった

お姉ちゃんは泣いていた
お母さんとお父さんも泣いていたが笑顔だった

そして私は再会を果たした
恋人と断言してくれた
あの人に
祐一さんに…

相沢君と栞が何か話している
「栞、よかったわね」
「何がよかったの? 香里」
「なっ、何でもないわ」
「でもいいことなんだね」
「なんでよ〜」
「香里が笑ってるから」
「名雪…」
「怒っちゃやだよ、香里」
「待ちなさいっ、名雪!」
でも嬉しかった


…私は泣いた
祐一さんに抱かれながら
祐一さんも泣いていた


溶けかかったアイスの味は
やっぱり一人で食べる時より
おいしかった


〜あとがき〜

短いですね
SSらしいと言えばらしいのですがね
後日談もなんか書きたいですが暇があれば、と

残りはサブヒロイン達です

話のこしを折りまくりですね
やっぱりSS書くのって難しいですね

感想待ってます


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