声が聞こえた…

懐かしい声

優しい声…そして

もう聞くことの出来ない声……

〜The Shadow〜
2nd



  私の目の前に立っている人物
  それは……

  「よう」
  なんて、声を掛けていいか判らなかった
  まずこんな時間に生徒がいるなんて考えられ無いし
  かと言って、幽霊とも考えられない
  …なにより、この幻想的かつ神秘的な雰囲気に酔い痴れていたのだろう

  「こんな時間に何やってるんだ?」
  極めてごく自然な疑問を口にしたつもりだった
  が、少女は何も答えてはくれなかった
  訝しげに俺の方を見ている

  「ああ、俺は怪しいもんじゃないぜ。 ここの学校の生徒で忘れ物を取りに来たんだ」
  だが、少女は何も答えてはくれなかった
  ここまで何も答えてくれないと、反対に意地でも喋らせたくなってくる
  「なぁなぁ、何してんの? そんなモノ持って、もしかして真剣?」
  う〜ん、何も答えてはくれない
  そこで、少女の顔をじっくりと観察することにした
  細長く、丹精な顔立ちをしている
  その切れ長の瞳は月明に反射されて、輝いて見えた
  その瞳は……
  『…ナ………シ…』
  (?!)
  一瞬だが別の声が混ざった様な気がし辺りを見まわすが
  立っているのは少女と祐一だけだった

  「なぁ…」
  何故こんなことを口にしようとしたかは覚えていない、が
  聞かなければいけないような事だった、と言うことしか覚えていない
  「前に1度、会ったことないか? 俺た……」
   ドカッ!
  「か、はっ…」
  訳が判らなかった
  突然の後ろからの衝撃
  迫り来る“ナニカ”…
  姿は見えないけれど気配でわかった、が
  気付くのが遅すぎた
  もう、目の前まで迫って来ていた
  (やられる…!)
  そう思った瞬間、先ほどまで微動だにせずにいた少女が
  俺の前に出て、剣を薙ぎ払っていた
   ヒュッ!  ガッ!
  剣がなにかに当たり、鈍い音がした
   キィィーーン
  剣が弾き飛ばされた、と同時に先ほどまでの濃厚な気配が霧散した

  「ぐっ…」
  まだ、頭が回っていた
  上手く思考がまとまらなかった
  「なんなんだよ、アレは…」
  「……魔物」
  初めて聞くことが出来た声…それは廊下に澄み渡った
  「マモノ?」
  月明かりの下、少女は確かにこう告げた
  「私は、魔物を討つものだから…」

〜後書き
どもSesiruです
まだ他のキャラでてきませんね(汗
出会いだけで終わってますね(-_-;)

小説読みながら、その場その場の雰囲気を
自分なりにアレンジしているつもりなのですが
やっぱり……

全キャラ登場させようかともこの頃思ってきましたし
(ちょい役だとおもうけど…)
真琴嬢は天野嬢の友人と言う設定でも面白いかも…
ああっ、でもそしたら設定おもいっきし変えなきゃあかん〜
どないしよ〜…まぁ、なんとかなるっしょ(適当…

んでは、また3rdで…