Back/Index/Next
Original Novel
keita Presents



踊るきみ/踊るぼく


第一話

〜クラスで〜



「ねぇ、こんにちは!!私〇〇って言うの。初めて同じクラスだよねっ?よろしくねっ!」
それが君との出会い・・・
「えっと僕は〇〇って言います。こちらこそ・・・よろしく。」
君は初めて会ったときから元気だったね・・・
「ねぇ〇〇くんってさ・・・席ここなの・・・?」
「えっと、出席番号順でしょ? うん、ここだけど・・・?」
「へ〜、私の隣なんだ! 良かった〜。 なんか知らない人ばっかりなんだもん。」
「僕達もそんなに知り合いってわけじゃないと思うけど・・・?」
「うん、そうだね。でもねこれから知り合いになればいいでしょ?
あ・・・それとも私の事嫌いなのかな・・・?」
「会ったばかりで好きも嫌いもないと思うんだけど・・・」
「うん、ってことは〜好きになるかもって事だよねっ!!」
「・・・嫌いになるかも〜って事は・・・?」
「・・・なになに〜 何にも聞こえないよっ(おんぷ)」
「・・・ずいぶん都合のいい耳なんだね。君の耳は。」
「・・・何のことだかぜんぜんわかんないな〜・・・んで、はい!」
彼女は手を差し出した
「え、何これ?」
「何これって・・・握手よ!握手! 友達の握手! 握手も知らないの?
まったく・・・ほら、手貸して!」
「握手って・・・いまどき、って・・・あ・・・」
僕が口を開くよりも早く・・・君は僕の手を取ってブンブン振り回して・・・
「はい! うんうんっ♪ これで友達だねっ!」
「・・・一方的に友達にされたような・・・?」
「え〜なになに〜なんか言った〜? 聞こえないってば〜(おんぷ)」
「もう、いいや・・・」
「あれ・・・怒った?・・・ごめんね・・・」
僕は彼女の口まねで答えてやった。
「え〜なになに〜なんか言った〜?聞こえないな〜」
「・・・もう、いじわるだなぁ〜・・・」
「うそ、うそ別に怒ってないよ。」
「うん、知ってたよ♪」
彼女の方が一枚上手だった・・・
 
『彼の場合』
久しぶりの夢を見た。
もう、小さい頃の夢を。
あのいつもの公園で、遊んでくれた男の子。
夢中で遊んでるうちに暗くなっちゃって、名前も聞かずに
『バイバイ!』って手を振って行っちゃった・・・
 
『彼女の場合』
う〜ん、今日は良かったな〜ずっと気にしてた君と話せたからね〜
何でこんなに気になるんだろうね。やっぱり君があの子に似てるからなのかな〜
小さな頃に会った、名前も聞かなかったあの子、今ごろどうしてんだろ・・・
 
≪つづく≫



Back/Top/Next