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Leaf Visual Novel Series Vol.2 "Kizuato"



柏木家の食卓


【海の幸編】

by てぃあ



初音「今日のお料理、おいしかった?耕一お兄ちゃん。」
耕一「ああ、今日のも、とっても旨かったよ。」
梓 「お、おだてたって、なにも出ないからな・・・。」
楓 「耕一さん、お茶をどうぞ。」
耕一「ありがとう、楓ちゃん。」
千鶴「ところで・・・。耕一さん、なにか好きな食べ物って
   あります?」
耕一「う〜ん・・・旨ければ、なんでも好きですよ(笑)」
梓 「なんだよ、それは。答えになってないって(苦笑)」
耕一「そういわれてもなぁ・・・。あっ、昔は、給食に
   出てきた鯨の竜田揚げが好きだったなぁ。
   ・・・いまじゃ、珍味だけど。」
楓 「捕鯨禁止ですから・・・。」
初音「少ししか、入ってこないんだってね。」
耕一「うん。たまには、食べてみたいなぁ。」
千鶴「そう、ですか・・・・。」
梓 「それじゃ、後かたずけするよ!さあ、どいたどいた!」
初音「はーいっ。」
千鶴「耕一さん、お風呂、お先にどうぞ。」
耕一「あ、すいません。」

__________________________

深夜

りーりーりーりー・・・・・・
       みしっ

耕一「(ん?だれかいるのか?・・・・・・)」

りーりーりーりーりー・・・・・・

耕一「(気のせい、か・・・。)」

__________________________

翌朝

耕一「おはよう。・・・あれ、千鶴さんは?」
楓 「朝、起きたらいなかったんです。」
初音「『ちょっと、出掛けてきます。』って、手紙が
   置いてあったよ。」
梓 「そういう訳で、先に頂こうか。耕一、TV消して。」
耕一「ああ。・・・・・・・ん?」
初音「どうしたの?耕一お兄ちゃん。」
楓 「・・・ニュース?」

  『・・・今朝はやく、〇〇港沖で、鯨と思われる生物の
   遺骸が、地元の漁師により発見されました。
   遺骸は、全身に鋭利な痕があり、何者かの悪質な
   いたずら、もしくは、密漁者によるものかと・・・・』

耕一「・・・・・・・」
梓 「・・・・・・・」
初音「ど、どうしたの?」
楓 「・・・・・・・」

        からからから・・・・

千鶴「・・・よいしょっと。ただいま〜♪」

   どすんっ

・・・そのとき、潮の香りがしたような気がした。



おしまいっ。



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