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りり☆ Original Novel



旅の果てに


I プロローグ

by りり☆




この話はある双子の女の子達の旅のお話である。




T プロローグ

私たち姉妹は今、旅をしている。
何か目的はあるのか・・・というと、別に何もない。
しいて言えば目的を探すために旅をしている・・・とでも言っておこうか・・・。

旅を始めてから、8年の歳月がたった。
 双子の姉、華園(かおん)と妹、瑞樹(みずき)は今13歳である。
 
「華園?」
「華園!!!」
私はその声にはっと目を覚ました。
「!・・・なんだ瑞樹か・・・。」
「なによ。私で悪かったわね!」
「いや・・・別にそんなわけでは・・・。あ、そろそろ行こうか。」
そんなことを言いながら休憩していた二人は
出発の準備を始めた。

「・・・今ね、夢を見ていたんだ。」
「へえ・・・。どんな夢?」
「昔の夢。昔、よく近くの山に登って遊んでたなあ・・・。」
「そうだね・・・。懐かしいなあ。そうだ!
 家に帰ってみようか。」
瑞樹のそんないきなりの発想に驚いたが、
(・・・たまにはいいかも。)
私はそう思い、私たちの故郷へ帰ることにした。 

              
                第一話『プロローグ』 終

 




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