Back/Index/Next
Wizardry The Curse of Ancient Emperor



極悪忍



Nobuyuki Morita Presents


 

――そーいえばダンジョンって…――

 

「ロっ…ロア様ぁ〜〜」

「あぁ!?」

「ににににに逃げましょうよぉ〜〜〜!

っざけんな!こいつらどれだけのお宝持ってると思ってんだ!皆殺しにしてやるぁ!!」

「だっ………だってぇ〜〜!」

ここは地下六階。けっこう深いところまで来た。

どーいう訳かこういうダンジョンでは、下に行くほど高級な化けモンが住んでる。しかも高級なだけに強くなってくる。俺にとってはまだまだ雑魚レベルだが、マルチにとってはけっこう荷が重いらしい。

んで、さくさく進んでドアを開けたとたん、普通ならこんな所にいるはずの無いグレーターデーモンの群れに出くわした。その数なんと十六匹。これでもすでに3匹殺したところだ。

「ててて敵が多すぎますぅ〜〜(T T)

「甘えんな!なんか呪文でも使えばいいだろうが!」

ザクッ!(首刎ね)

「こんなところで何使えっていうんですかぁ〜〜(T T)

「なんかあるだろ!ティルトウェイトとかマウジウツとか!こないだ泊まったときに覚えただろうが!!」

ザクッ!(首刎ね)

「あああああの呪文恐いからヤですぅ〜(ToT)

「…こっ…このガキぃー!犯すぞ!!

ズバッ!(首刎ね)

「うぇえええええん!また増えてますぅーー!」

「っっあーうざい!泣くな!」

ピキーン!(首刎ね)

「でででででででもぉ〜〜(ToT)

「ほら見ろ!お前が泣くからまた増えちまった!お前もーただの犯され方じゃ済まんからなぁ!!

 

…………十分後……

「ふん、なんてこたぁないな。こんなもんだ」

「……ひっく……」

やれやれ、こいつもずいぶんレベルが上がってきたけど、まだまだ俺様の役に立つってほどじゃないな。とりあえずはまぁまぁのお宝も手に入ったし、とりあえずは良しとしよう。

さて、問題はこいつだ。

「……?」

「お前なぁ…」

「…ごっ…ごめんなさい……」

ったく、こいつの顔見ると殺す気が失せるんだよな。こいつの、いかにも「いぢめて下さい」と言わんばかりの顔つき見るたびに、どーも嗜虐心をくすぐられる。

「な…何でも言うこと聞きます!だから…」

「あー、解ったよ。そーしなさい。それより早く行くぞ。腹へってきたからもう出る」

「え?」

意外そうな顔だ。それもそうだろう。最初に「役に立たなければ殺す」って言ってたからな。でも当然、「何もお咎めなし」で済むはずはない。リルガミンの宿に帰ったらたっぷりと楽しませてもらうとしようか。

「そうそう、こいつをやる」

「え?…これ……首輪…?」

「エルフの首輪だ。アーマークラスが5くらい下がる。外すなよ」

「は、はいっ、ありがとうございます!」

…うーん、こいつくらい首輪が似合うのも珍しい。けっこう前にダンジョンで拾った(別の言い方をすると強奪したともいう)やつで、今まで使い道がなかったやつだけど…まぁ呪われてもいないみたいだな。

「マロールで一気に出るからな。離れたら石の中に出ちまうぞ」

「はいっ」

 

 


Back/Top/Next