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Tactics ONE short story in DQ3



〜そして輝く季節へと〜


旅の扉へ行こうっ☆

by keita



―ここは旅の扉。さらなる冒険の場へ。
―未知なる大陸へと思いを馳せる場所―
 
勇者こうへい「おしっ、やーっとついたぜ」
武道家ななせ「ふぅ…つかれたぁ…まったくなんで乙女な私がこんな暗くて狭い洞窟に…」
勇者こうへい「えーっと…あとは魔法の玉でこの壁壊せば……(ごそごそ)」
武道家ななせ「やーっぱり私に似合うのはー、春の日差しが降り注ぐ、お花畑あたりがピッタリよねー♪」
勇者こうへい「えっと…あれ? …(ごそごそ)」
武道家ななせ「霧深い森の湖に浮かぶお城。そのテラスにたたずむ…っていうのもいいわねー♪」
勇者こうへい「…………」
武道家ななせ「ねぇ、聞いてる?」
勇者こうへい「……なぁ、ななせ」(ぽん)
武道家ななせ「な、何よ、いきなり」
勇者こうへい「……この壁、蹴破ってくれ」
武道家ななせ「……はぁ…?」
勇者こうへい「魔法の玉、忘れてきたみたいだ」
武道家ななせ「だ、だからってなんで私が…出来るわけ無いでしょー!」
勇者こうへい「いや、何事もやる前から諦めてはダメだぞ。ななせ」
武道家ななせ「常識的に考えて無理でしょーがっ!」
勇者こうへい「常識を打ち破ったときにこそ何かが産まれるのだっ!」
武道家ななせ「…………」
勇者こうへい「それに、今からまた戻って魔法の玉取って来るのか?」
武道家ななせ「…………」
勇者こうへい「いつまでもこんな洞窟いたくないだろう? それよりとっとと新しい大陸へ…
そう、未知なる世界へ、さらなる飛躍をっ! GO、GO、ななせっ!」
武道家ななせ「……はぁ…」
勇者こうへい「さ、頼むぞ」(ぽん)
武道家ななせ「はぁぅ……もう…じゃ一応やってみるね…」
 
…………どっかーーーーーーんっっっっ!!!!
 
勇者こうへい「……ってな訳にはいかないか、やっぱり」
武道家ななせ「ん〜〜〜〜〜〜」
勇者こうへい「ふぅ…しょうがない、戻るかな…」
武道家ななせ「……歩けない…」
勇者こうへい「……はぁ…?」
武道家ななせ「足が痛くて歩けないー」
勇者こうへい「…ウソつけ」
武道家ななせ「痛い、痛い、いた−いー」
勇者こうへい「どうせいと……」
武道家ななせ「……おぶって」
勇者こうへい「……ななせが、俺を?」
武道家ななせ「逆よ、逆っ!」
勇者こうへい「……本気で?」
武道家ななせ「足がいたーいー」
勇者こうへい「…………」
武道家ななせ「歩けなーいー」
勇者こうへい「……はぁ…」
武道家ななせ「はいっ☆」
勇者こうへい「…洞窟出るまでだぞ」
武道家ななせ「うんっ☆」
 
―ななせは勇者の背中に揺られながら。
―少しだけ、洞窟探検も良かったかな、と思った1日でしたとさ。



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