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Tactics ONE short story



澪の詩




by laughcat




俺は少女を見ていた。

彼女は舞台に立って精一杯自分を表現していた。

彼女に台詞は与えられていなかったが、それ以上の物をその小さな体で表現していた。

だから俺は彼女に憧れた。

彼女と共に舞台に立ちたいと願った。

ある日彼女は俺に手を差し伸べた。

そして俺はその手を掴んだ。

彼女もまた俺の手を握り、その小さな体からは信じられないような力で、俺を舞台に引き上げてくれた。

だから今俺はここに立っている。

現実と言う舞台に。




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