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Tactics ONE Short Story



秋の風鈴


〜川名みさき〜

by 第11青函丸





  「チリン……」

  窓を開けようとした時、何かが当った。
 思い出したように、涼やかな音が広がった。

  もう風では鳴らない、鐸と舌だけの風鈴。
 浩平君からのプレゼント。

  でも、時にその音色は、私に残された「光」を覆う。

  浩平君、風鈴さん、ごめんね。
 短冊外しちゃって。


               〜終〜



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