Back/Index/Next
Tactics ONE short story



茜(キャラメルコーンMix)




by てぃあ



「なんで・・・。なんであんたは、わたしの事、気にするんや?
会うたばっかの、見ず知らずの人間やなのに。」

 ・・・サァアアーーーーーーーーーーー・・・・・
 先ほどの霧雨は、いつの間にか小雨にかわっていた。

「・・・似てるから。」

 少しうつむきながら、ぽつりという彼女。
 その言葉の意味を判りかねているわたしに、

「どこか、わたしに似てる気がするから、です。」

 ・・・そう、言葉を続けた。

「似てる・・・?」
「はい。」

 今度は、はっきりした声だった。

 小雨の降りしきる夜の公園で、憂いを帯びた瞳が
 まっすぐわたしを見つめていた。




 続く・・・。



Back/Top/Next