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Tactics ONE Short Side Story



あとがき


〜楽屋裏談2〜

by T.横島



 なんか久々の愚痴こぼしとなります。初めまして、そして知ってる人はこんにちは、横島です。
 ONEの小説の棚も、のんびり書いてる間にやたら幅が広がってしまいました。一年前、ちょうど投稿したての頃は「数少なくて寂しいな〜」なんて思ってたのが、今はこんなんなってます(苦笑)。

 お話しもキャラクター一通り回り終えて、<2nd Quarter>へと突入してしまいました。話しの長さも内容も、それなり(?)にレベルアップしたわけですが…どないでしょう?
 そういえば、二期目を投稿してるときのya-suさんからの感想に 
 「笑える、と言うような話ではないですが」
 との短いコメント貰ったわけなんですが、……そりゃそうでしょう、笑えるお話書いてる訳じゃないんですから(笑)。

 <1st Quarter(一期目)>では、1週間という流れに、それぞれのよくある日常を乗せたお話を書いてみました。単純で短いのもそのためかと思います(書き始めたばっかり、というのもあり)。
 <2nd Quarter(二期目)>は、「悲しみ」というものをテーマとして描いてみました。中身の大半がゲームの流れの中にあるのは僕の力不足です(笑)。
 あと、ちょっと意味合いと背伸びした風を込めてタイトルを英語にしてみました。直訳で思いどうりに訳せるかどうかは不明です。勉強不足と思いっきり笑ってください♪

 では、そんなことを踏まえての裏話第二弾。お気楽にお読みください♪


 ○recollection(回想) & PROMISE END(約束の終わり)
 澪と浩平の子供の頃の回想です。読んでみて解かるとおり、この2つは視点がそれぞれ異なって描かれています。
 最初に書いた「recollection」を読みなおしたとき、「…これはどっから見ても浩平の話しやんっ!」ってことになり、澪視点へと全体を切り替えました。んで、せっかく書いたからというわけで両方送ってしまったわけです(笑)。
 前半の部分は本編そのまんま、後半だけオリジナルということになります。
 で、澪のほうの後半部分に母親が出てくるわけですが、これは「誰の?」とまでは書いてません。澪の母親でもよし、たまたま通りかかった買い物帰りの奥さんでもよし。御自由に当てはめてください。
 そいや、直接的に浩平が出てくるのってこれだけですね。ま、前回時には出なかったってことで(笑)。


 ○NON−REFLECTED EYES(映らない瞳)
 これも同様の過去の話し。みさきが視力を失う経過を自分の考えで当てはめてみたわけです。
 それで、みさきを一人で行動させると独り言が多くなるのと、それぞれの箇所で補う人物がほしかったというわけで「杵島若菜」という子を出してみました。オフィシャルにはいない人物なので、名前はちょっと工夫を凝らし「川名みさき」という名前をアナグラムにして作ってみました。
 「川名みさき」→「kawana misaki」→「kis(h)ima wakana」→「杵島若菜」
 というわけです。ただ、この子を「なっちゃん」と呼んでいいのかが微妙です(汗)。でも、「若ちゃん」よりはいいでしょう(笑)。
 で、事故の経過、その後ですが…力不足でした。うまく話し繋がらないですね(泣)。相変わらず”情景描写だけ”は気にいっていますけど、…個人的に。
 あの事故で「視神経損傷」に繋がるかもちょっと微妙です。また、診断もそれでいいのかもよく分かりません。知っている医学の言葉をつけただけです。まぁ、当てはまりはするっしょ(笑)


 ○Long Distance(長い距離)
 今回の話の中で一番悲しいお話だと思ってます。書いてる最中、ちょっと泣けてきました。
 本編でも一番きついと思われるクリスマスのお話です。瑞佳視点、ということになりますね。
 この話しの中で、瑞佳がクリスマスの服選びのシーンがありますが、この場面は集英社刊「夢で逢えたら/山花典之:著」第1巻のもろパクリです(笑)。機会があったら是非見てください。1ページ分、同じ場面がありますので(笑)。
 あと上げるとすれば公衆電話のシーン。これはBOXという囲まれた空間の中でこそ意味合いがあると思います。ここで携帯電話が登場されると涙もへったくれもありません。この判断は正解だと思います。
 泣くんなら、木の下で携帯電話を持つより、電話BOXで受話器握り締めてるほう絵になるでしょ?(笑)


 ○Rainy Day(雨の日)
 お話しとしては本編が始まる前の、浩平と出会う(?)前の茜、といったところです。
 タイトルどうり、雨の一日。誰にも存在するその日の中に茜の行動を足したもの。そして茜にだけ繰り返される雨の日常、という組み合わせです。
 途中、浩平と瑞佳が出てくるのは、茜の今と過去を対比するような表現に加え、いかに今の茜の世界が進んでいないかということを現しています。…自分なりに(笑)。うまく登場させた、という感じですね。
 読みなおして思ったこと、「夢の部分…こんな風に表現してたっけ?」。まるで自分で書いたように見えませんね。でも、僕が書いたものです、まぎれもなく(苦笑)。


 ○Days Frozen(凍れる刻)
 エンディングへ向かうお話し。乙女、七瀬留美です(笑)。
 前半部は浩平を待つ姿をよりいっそう深めてみました。現実で佇む留美と、記憶でしか存在しない機械を通した浩平の声との掛け合い。う〜ん、我ながら見事。よく繋がった、と思えます。
 後半部は残りの繋ぎ。茜は出てきますがいるだけです。
 真希は相変わらずであり、瑞佳もそのまんまです。留美を包む、という形で出ている感じですね。
 一通り読めば解かるとおり、エンディングまんまです(汗)。オリジナル要素は一切ありません。…ネタ浮かばなかったんだよ〜〜(泣)。


 ○Hearts Diary(心の日記)
 これも七瀬同様、エンディングまんまです(苦笑)。
 後半部は本編の流れを「小説という形」にして描いたというだけになってしまいました。勉強不足です。でも、物投げないで。
 で、対称(?)となる前半部の絵日記ですが、これは変化があった要所だけを取り出した形としました。全部書いてもしょうがないし、特に、とされる心変わり部分を抜き出し、それを読んだときの心境を描いてみる。なかなか”善き”な書きかたでしょう(笑)。
 で、この日記ですが、読み終わるまで「誰が読んだ」ということを書いてません。部屋に侵入した第三者(やな言い方だな)とも読み取れます。遊びに来た瑞佳、という考えもあったんですが、後の表現が難しくなると考え、掃除をした母親ということで落ちつきました。


 ○Constancy Illusion(不変幻)
 このお話、タイトルが気に入っています(笑)。でも、英語にするとちょっと物足りないですね。
 話しの流れは「えいえん」を見る浩平を、その描写だけで書いて流れを繋いでみました。「えいえん」となる空や海や街のCGを、穴が空くほど見ながら表現法を必死に捕まえていたのは言うまでもない苦労です(泣)。
 読みふければ気がつくと思いますが、会話文となるのは浩平の心の声だけです。別に書いた小説に「会話文を一切使用しない」というものがありまして、それの影響です。
 あともう一つ、最後の太陽の表現法。これは「わらう月」という有栖川有栖さん著(『ペルシャネコの謎』:講談社ノベルズ刊より)の小説の影響です。んで、その後もこの影響は生かされているようです(生かされても困るだろう:汗)。空を「ソラ」と書いたのも、「現実にある空と違う物」ということで表現しています。ようするに、浩平が映した「恐れの空」というものですね。


 ○Rainy day (reprise) (雨の日:追憶)
 今回の締めは「茜の幼馴染、えいえそへ」です。
 これだけは特に悩むこともなくすらすらと書けました。自分でも不思議なくらいいい流れで終わってると思います。
 オフィシャルでも名前は出ていてないので(「城島司」という名は小説、ドラマCDでてますね)それが出てこないようにうまいことかわしてみました。特に「誰です」という記述がないので、詩子が出てくるまでは浩平と勘違いされそうですね。
 とりあえずこの話しの続きとなるのが「Rainy day 〜里村茜〜」となります。もう一度茜の部分を読み返せば悲しさアップ(当社比5%増)になるのではないでしょうか(笑)。


 発売から2年が経ち、『Kanon』が出て『AIR』が発表されても、未だ『ONE 〜輝く季節へ〜』という作品にこだわって小説を書いているのは、多分なんかしらの切れない愛着というものがあるんでしょうね。これは僕だけではないと思いますけど。

 たぶん、お話しが続けられるようだったら<3rd Quarter>にまで突入してまた新たな展開を描いているかもしれません。見つけたときにはちょっと驚いてください(笑)。
 それでは、掲載してくれたya-suさん、並びに読んでくれた方々へのお礼を含め、このあとがきを添えて終わりにしたいと思います。


 Thanks for read this ”Story”.

            written by T.横島



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