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Original Novel Setsuna-Mk2 Presents



機械人形







様々な思いの断片が ある日一つに繋がった
最初はほんの小さなわだかまりにすぎなかった物なのに

人の心は難しくて 真似てみようと頑張ったけれど
私には持てそうにもなかった

冷たい… 涙が私の頬を流れてく
「私、泣いているの?」

私は心を持たない機械人形
擬似人格を埋め込まれただけの人型

「人じゃないのに何故涙が流れるの…」

昔はただ人に命令されて動くだけの人型だった
でも今は違う 別の何かを得てしまった

「人の心を知ってしまったのね」

何処かでそんな声がした気がした
でも私にはわからない 人の心なんてわからない

ココロガホシイトネガッタダケ…

「イマノワタシハキカイデスカ?
ソレトモヒトナノデショウカ?」

そしてまた一筋の涙が私の頬を伝ってく
冷たい 冷たい偽物の涙が…



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