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Original Novel TAKA Presents




私のバイト先の事務所は意外や意外。
探偵事務所である(爆)。

まあ普通バイトって言ったら
コンビニとかファミレスとかなんだろうけど。

まあ時給そこそこでドギツい仕事もないんで
割と長いことやってる。
多分そろそろ半年かな。

バイトの内容は・・・
いつの間にか散らかっている書庫の整理。
資料整理。
新聞にホッチキスをかける。
お昼のコーヒー煎れ。



バイトって言うよりメイドかも(爆)?
まあ仕事着が例のヤツじゃなくってよかったんだけど。



・・・イヤ、もしかしたら隠し持ってるかも・・・?

ウチの社長はそういう系統の服が好きだ。
たまにマンガみたいなカッコで出かける。
ベージュのコートに焦げ茶の帽子。
そしてチェックの入ったマフラー。
吸いもしないくせに煙草を右のポケットにしまってる。
眼鏡も・・・さすがに普通の眼鏡だが
引き出しに「男爵」がするような
片目だけある眼鏡を一つだけ持ってる。
もちろん金のフレームだ。
どこで仕入れたかは、God only knows、だ。

まだある。
食器棚の一部を・・・結構な年代物のワインが数本占拠している。
夜中にラジオを聴きながら少しずつ飲んでる・・・
って言ってたけど、ゼッタイ嘘だ。



私はまだここでコルク抜きを見たことがないから。



プレミアをねらってる。
そう考えられなくもないが・・・
多分アレも一つのコスプレなのかも知れない。



そう、ウチの社長はコスプレ好きだ、きっと。
ただ対象がアニメとかマンガじゃなくて
小説とか洋物映画なんだと思う。

「CLAIRE。
 お客さんがいらしてるようですよ。」

あの発音。
明らかに私の名前を英語化した呼び方。
確かに私はハーフなんだけどさぁ・・・。
生まれも育ちも日の本日本国。
名前だって立派な漢字で
「神沢 紅亜(かみざわ くれあ)」って・・・書くのに・・・。

「CLAIRE、CLAIRE?
 今手が放せないんですか?」

あーっ。
だ、か、ら、何度も英語発音で呼ぶなっつの。

はいはい。
今行きますよっ、社長!



あ、最後に。
社長は自分のことを「Joe」と呼ばせたがる。

閉口。




Mr.Joeにお任せを。


『一件目:捜索願』






依頼者が玄関で待っていた。
ドアを開けると真っ白な雪景色を背景に
薄命そうな女の人が立っていた。
「はいはい、どーぞ。
 あ、コートここにかけときますね。」
「あ・・・、すいません。」

今日は猛吹雪なのによく来たものだ。
私は影ながらそうかみしめた。
まあ口に出すとぶっ飛ばされそうなセリフだし。

とにかく、速攻でコートを受け取り、フックに引っかけ
客より先にドアを開ける。
こんな早業も、慣れたもんだ。

「どうぞー♪」
「営業スマイル」とか言う代物も身に付いた。



中はいつも暖房を効かせてある。
さらに暖色系のカーテンと絨毯。
ここまで暖房にこるのは
社長が寒いのが苦手だからだ。
まあそこそこな歳だし。

「いやいや、お嬢さん。
 こんな吹雪の中、ようこそいらしてくれました。」
社長が出迎える。



説明しよう。
社長は女になら誰にでも「お嬢さん」と呼ぶ。
この前は1歳の赤ちゃんに言っていたのだからお笑いだ。
まあ社長曰く
「女性に対して紳士はいつもそうでなければならない」って事らしい。



「まあどうぞ。
 あ、そこのソファにどうぞ。
 CLAIRE、温かい紅茶と御菓子を。」
「あい、社長(汗)。」

そう言ったときの社長の顔は
「全く、お客様の前なんだからもっと丁寧な言葉で・・・(以下略)。」

「社長って呼ぶと僕が何にもしてないみたいじゃ・・・(以下略)。」
と、言ってる気がした。
器用な顔だ。



お茶菓子の用意は台所で行う。
ストーブの上にはいつもやかんが沸騰している。
そうすれば加湿にもいいし
「いざというとき」
まあ・・・たいがいはお昼のカップ麺作るときだけど
すぐにできる。

と、いうわけで
「いざというときやかん」を持ち出し
台所で紅茶を用意する。
クッキーも小皿に取り分ける。
紅茶の温度はちょっとぬるめ。
クッキーは紅茶一杯に相当する量よりやや少な目だ。

ちなみに
全部手作り・・・の様に見えそうだが
実際の所、全て市販の物を使う。
また社長のセリフを借りることになるが
「いらっしゃるご婦人はきっと時間がないから。」
だ。



部屋に入るときは器用に足でドアを開けて・・・
それでいて部屋に入るとお嬢様風な笑顔を作る。

・・・誰だ、二面性って言ったヤツ?

「はい、どうぞ。」
「あ、どうも・・・ありがとうございます。」
「いやいや、大したことではありませんよ。」
「(社長・・・その「ありがとう」は私の物だよ。
  アンタが恥じらってどーする。)」

と、ちょっと怒りを紅茶に注いで社長の所にも置く。
当然一緒に乗ってるスプーンが音を立てて跳ねる。

「(汗)。」
してやったりの私の顔はお客さんの前なので見せないでおこう。



さて。
私はここにいると邪魔らしいので
隣の部屋から盗み聞きでもしようか。

パカッ
社長の小道具入れから聴診器を引っぱり出す。
それをあてて中の会話を聞き取る。



「ん〜・・・成る程・・・。
 捜索依頼、と。」
「・・・そう・・・す。」
「いやいや、お嬢さん。
 そんなに堅くなってしまわれたら
 僕が脅迫してるみたいじゃないですか。」
・・・
「そうそう、この紅茶、市販なんですがおいしいんですよ。」
・・・
「それでまたこの御菓子がお茶請けに非常に合う。」
・・・

あ〜あ。
今回の客は結構落ち込んでるねぇ・・・。
と、言うことは例のヤツ
「社長のお嬢さんとの会話を和ませるための技」の出番ですか。

「お嬢さん。」
「。」
「ここにタロットが一枚。」
「「太陽」」
「「塔」」
「「皇帝」」
「「魔術師」」
「「戦車」」
「「世界」」
「そして最後に「あなたの写真」」
「?」

社長が得意としているカードマジックだ。
なぜかカード一枚がガンガン絵柄を変えるのだ。
タネは・・・何となく解ってはいるが
最後の「自分の写真が写ってる」所だけ未だにネタが解らない。

「やっと笑ってくれましたね、お嬢さん。
 お嬢さんがだんまりだと僕の仕事も退屈だ。
 じゃ、もう少し、僕とお話ししましょう。」

・・・・・・

ん。
事情聴取終了。
って事はお出かけだな。

「じゃあ、今日はこの辺で。
 詳しいことが解り次第連絡いたしますので・・・

 そうだ。
 明日の今頃はきっと雪桜がキレイでしょうから
 それをじっくり堪能して待っていて下さい。」
「・・・の・・・ありがと」
「いやいや。
 今は単に依頼を受けただけ。
 その言葉は次に会うときにとっておいて下さい。」

あ、「いつものヤツ」言うぞ。



「お嬢さん。Mr.Joeにお任せを。」



「CLAIRE、CLAIRE。」
「あい、社長。
 お出かけですね?」
と、自動車のキーを社長に渡す。
「・・・うん、よくわかったものだ。
 CLAIRE、君は極めて優秀な臨時職員だ。」

盗聴を気づかない社長がある意味凄い(汗)。

「どこ出かけるんッすか?」
「ちょっと資料館に。
 それと市役所にも行って来ます。
 あと、友達にメールを出しておいてくれませんか?
 資料は机の上に置いてありますから。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 で、最後に、夕食前の休憩に・・・。」
「コーヒーを忘れずに?」
「そうっ、その通り。」
社長の話はちょっと長い。



まず、真っ先の私の仕事は
さっきのお湯がまだ残ってるやかんを持ち出し
外の車の窓にかける事。
昨日今日の雪が凍り付いているからだ。

お湯が当たった部分から徐々に透明なガラスが顔を出す。

そしてちょうどお湯を使い切ったところで
フロントガラスは全快した。
暖まったガラスからほんのり湯気が上がる。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・な〜んか連想させる物が・・・あっ。

温泉行きたいナァ〜(爆)。



さて。
社長が出かけた後、残された仕事はメールを出すことだけ。

何々。

名前:椎原 隆
年齢:20代前半から後半
身長:174cm
体重:50kg前後
出身地:東北

写真もあるのか・・・
あ、結構タイプかも♪

・・・
まあ、それはおいておいて・・・
邪念と一緒にスキャナに取り込む。

詳細:半年前から音信不通。東北地方にいるらしい。
また、土木建築の技術を持っているので、関連企業へも。
数年前のモノですが、写真を同封します。
情報があれば返信お願いします。

よし。
まあこんなもんかな。

最後は例の通し名
「Mr.Joe」っと。



さーって・・・・・・・・・

昼寝っ。
グータラ社員でいいのだ、ここは。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



さて。
よく寝たなっと。
やっぱいいね。
ソファに毛布はいいわ。



さて・・・まあ基本的には・・・
バイトの時間はコーヒーを煎れれば終わりなんだけど・・・。

まあついでに適当な軽食も作っておく。

・・・・・・トントントン。

食事は作ったので帰っていいのだが

・・・・・・暇なので待つ。



ぐももももももももも・・・・・・っ

お、この音はスノータイヤが雪をかき分ける音。

その後には
ドアを閉め、玄関口の階段で靴の雪を落とし、
コートをいったん脱いで雪を払って、ドアを開ける音。
テンポよく続く。

そしてもちろんドアを開けるのは
「あぁ〜、随分遅く」
「おかえんなさいっ、社長っ♪」
「あ、ああ、ただいまCLAIRE。」

さすがに社長も驚いた。
そう言えば今・・・・・・・・・8時だ・・・。

「あっちに冷めてるけど夕食出来てますんで、これにて撤収します。」
「うん、今日もよく頑張ってくれた。」
「じゃ。」
と、社長と入れ違いに私は逃げ出すわけだ。



さて。
雪道をチャリンコと一緒に歩きながら
社長の持ってきたファイルを気にしてみた。

まあ、まずあの塩梅だと
それなりに情報があった、って事かねぇ・・・。
ま、明日聞いてみるか。





さて、翌日。
今日も今日とて出勤である。
「おはよーござーまーすっと。」
と、戸を開けようとしたら戸が開いた。
自動ドアじゃなかったはずだ。

社長が出ようとしていただけだった。
「おはようございます、CLAIRE。」
と、言いつつ鍵をかける。
「出かけるんっスか?」
「今から秋田へ向かいます。
 CLAIRE、ご足労あったでしょうが今日は休暇です。」
「あ、私も行く行くっ!」
「と、言うと思って
 ちゃんと二人分用意してありますよ。」



・・・

空いた電車が止まったときに昨日のことを聞いてみた。
「秋田に何あるの?」
「先日の捜してる人が居るらしいと言うことだけ解ってます。
 まあ本来ならあっちで聞き込みに走ることになるでしょうが・・・。」
「えぇー・・・聞き込みって、秋田凄い雪じゃないの?」
「大丈夫。秋田の友人から、それらしいところはつかめてます。
 彼は私以上に優れた探偵ですからね。
 あとは車でも借りて聞き回るだけです。
 やはり持つべきは友人ですよ・・・。

 ・・・・・・・・・(長いので中略)・・・・・・・・・

 CLAIRE、聞いてますか?
 この前のように・・・
 「難しい日本語ばっかりだから聞いてなかった。」
 は無しですからね。」
「あ、オバチャン。
 その鶏肉のヤツ一個頂戴。」
窓から乗り出し、早速駅弁をget。
「・・・淑女は人前ではあまり食欲を出すものではないですよ。」



それはさておき。
秋田に着いた私たちはまず社長の友人を訪ねた。

「お、Joeに紅亜ちゃん・・・だったけな?」
「あ、神沢、紅亜です。」
「そうだったな、ごめんごめん。
 メール、もらったぞ。」

社長を「Joe」と呼ぶ、数少ない人である。
名前はキジマさん。
なぜカタカナなのかと言うと
漢字が微妙に難しくて私はまだ覚えられないから。

「ああ、どうも。
 それで・・・どうです?」
「それらしき家は分かった。
 ほら・・・ここだ。」

キジマさんは気が利く。
私たちは地理に疎いから、すぐに地図を見せてくれた。

「まずこの高速に乗って・・・このインターチェンジで降りる。
 その後は国道に沿って走ってけばいいだろ。
 近場まで行ったら・・・こっちの細かい地図を見た方がいいな。
 このマークが・・・その家だ。」
「さすが來島君だ。
 完璧で無駄のない段取り。」
「なーに、この前Joeのウチで世話になった分の恩返しだよ。」

あ。
突然だが私は重要な日本の行事を思い出した。

「あ、キジマさんっ!!」「CLAIRE?」「どうした、紅亜ちゃん?」



「お年玉くださいっ!!」
二人ともコントみたいにズッコケた。
「C、CLAIRE・・・(汗)。」「紅亜ちゃん、もう二月だぞ(汗)。」
さすがに社長もキジマさんも苦い顔をしたが
5,000円を即金でくれた。

やっぱりキジマさんはいい人だ。



・・・そうして、私たちは椎原さん宅に到着した。

「えっ・・・・・・と、言うと?」
玄関口で、社長がもう一度、親御さんに聞き直す。
耳が遠いわけでもない。
雪が吹雪いているから聞こえにくい、というわけでもない。
「・・・・・・。」
私は何も言えずにいた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ついに本人を見つけることが出来た。

「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・うーん。」
「ど・・・んー・・・ねぇ・・・。」
「参りましたねぇ・・・・・・。」
「はぁぁぁぁぁぁ・・・。」
たまらず私はしゃがみ込む。
そして頭を抱える。
自慢の天然ブロンドが、いつの間にか凍り付いていた。

「CLAIRE。
 事実は事実です。
 ここにいても仕方がありませんから・・・
 CLAIRE、さっき買ったカメラで。」
「あい。



 了解。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



社長が
いつもの場所で依頼者と対面している。

「お嬢さん。
 彼の居所は分かりました。

 ただ。
 運命があるならそう願いたいモノです・・・・・・。



 多分。
 この封筒の中に悪魔が居ます。

 お嬢さんに
 悪魔と立ち向かう勇気があるのなら
 この部屋にいて下さい。

 耐えられないのでしたら
 封筒を開けず、振り返らず
 この部屋を立ち去ることを、私はオススメします。

 私はこの部屋からいったん退散します。
 10分もすれば戻ってくるでしょう。

 決断は、お嬢さん自らお決め下さい。



 ただ、お嬢さんが悪魔と戦うというのなら
 頼りないでしょうが、私と職員の3人で戦いましょう。
 以上です。」



社長が戻ってきた。
「社長・・・ちょっときつくない?」
「CLAIRE・・・
 言いたいことも解らないではないですが
 お嬢さんはこの試練を乗り切らねばならない。

 過去と決別するときなのですよ。」
「でも・・・ねぇ・・・。」

秋田で見つけたのは
彼女の捜している人の墓だった。

帰省中の事故死。
両親に内緒の彼女だったからそれが届かなかったのだ。

「ただ10分後、扉を開けたとき
 あのお嬢さんが居なかったなら
 お嬢さんは一生曖昧な恐怖と戦ってしまうことになる。

 かといって。
 無理強いはさせたくはない。
 あくまで、お嬢さんの自らの意志で
 真実と向き合わねばならないんですよ・・・。」
「はぁ・・・・・・。」
「まあ、僕たちは卑怯にも
 ここで10分を待つしかないわけです。」





かれこれ10分後

「お嬢さん・・・。」

10分前と同じポーズで待っていた。
彼女は闘うことを受け入れたのだ。

「あの・・・・・・
 私が想像していた
 最悪のこと・・・



 ぁの・・・私・・・。」
社長が「解ってます。」と語りかけるような顔をする。

あることを思い出す。

「紳士は淑女が言いにくい言葉を言おうとしているとき
 即時に解らなければならないんです。
 淑女を辱めてはなりません。」

社長の格言シリーズだ。



「じゃあ、CLAIREもここに座って。

 封筒は・・・私が開け
 あ、お嬢さん自らが?
 では・・・どうぞ・・・・・・・・・。」

彼女は、勇気を出して
そして。





一時間と12分。
落ち着きを取り戻した依頼者は帰っていった。

「あ、もしもーし?」
景気払いに雀荘に徹夜麻雀しに行こうと思った。

「あっ、紅亜?」
「うん、紫織(しおり)?
 今から麻雀しない?」
「あ、行く行く!
 ・・・・・・またあのおじさんくんの?」
「社長?
 ま、・・・来るけど・・・。」
「国士乱射するよ〜(笑)。
 蒼唯(あおい)も呼ぶ?」
「ん。そうして。」

一人でやるわけにもいかないので
トモダチ二人携帯で呼んで社長を巻き込んでいく。
もちろんrateは1000点100円だ。

この前やったとき
社長が負けに負けて2万払ったのが面白かったけど・・・

たんだけど・・・

そんな面白い思い出話も今ちょっと笑う気がしない。



・・・



そういえば駅前の雀荘に行く途中に一イベントあった。

「CLAIRE。
 あのお嬢さんが泣いたのは
 彼が死んだからではないのですよ。

 彼の死と言う、どうしようもない事実を認識したことで泣いたのですよ。
 彼女はきっと彼の死は感づいていた。」

また社長のどうも解りにくい話かと思った。
これを解読するのに・・・
もうちょっと人生経験を積まないといけないのかねぇ・・・。

「ふぅ・・・。」

珍しく私も溜息をつく。
やっぱし気分はブルー。

雪と、闇の道が、「zero」を感じさせる。







ドンッ
バサァッ!!
「つめたぁぁぁっ!!」
「ハハハ、CLAIRE、引っかかりましたねっ♪」

社長が、タイミングを合わせて木を蹴ったのだ。
そうすると枝から積もった雪が私の頭に降りかかることになる。

「きぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!」
「油断していたCLAIREが悪いのですよ♪」
小学生みたいなほくそ笑んだ顔を浮かべる。



駅前の雀荘に着く頃には二人とも真っ白だった。
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・。」
「はぁ、はぁ・・・何やってるんでしょーかねぇー・・・
 もういい歳だというのに・・・。」

私も乗り気になって始めてしまったのが悪いのだが
雪合戦はかなり疲れた。



こんな。
カッコつけで妙に紳士。
それでいて時々小学生な中年が
この探偵事務所唯一の探偵だ。





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