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Leaf Visual Novel Series Vol.3 "To Heart"



綾香のおもひでアルバム


その6

by みとく



あっ、あれは!?もしや「まぐろの目玉」?
「ドキサヘコサ塩酸」、略して「DHA」がたっぷりって言う、巷で有名なあれね。
一時期、セバスチャンが馬鹿みたいに食べてたっけ・・・。
「へいおまちぃー!」
その声と同時に「まぐろの目玉軍艦」が目の前に出された。
食べられる代物じゃあない!
私は、コンマ2秒で、その考えに達した。
そこで私は呼んだ。
「セバスチャン!!」
「・・・・・・・・・」
返事がない。後ろを見ると、セバスチャンはまだ白目を剥いていた・・・。
ちっ!こうゆう時しか役に立たないんだからしっかりしてなさいよ!
私は、心の中で、思いっきりセバスチャンを蹴り飛ばした。
・・・ばきぃいっ!!!
あれっ?・・・実際に蹴り飛ばしていた・・・。
そんなことより、今大事なのは、この物体Xを、どう処理するかね・・・。
姉さん、いや、大五朗が横を見た瞬間を私は逃しはしなかった。
・・・しゅっ!
その刹那の時間に私は寿司を食べたふりをして、下に捨てた。
(いわゆる、ムックとガチャピンの秘技である)
台が邪魔になって奴からは見えないはずよ・・・。
「ぁあ、美味しかったわ」
しかし奴の神経は、私の想像を遙かに超えていた。
「そうですか・・・」
「・・・なんて、この寿司職人、大五朗が騙されると思ってるのかぁ!」
やっ、ヤバイ!
そう思ったときには、奴は私の懐に入り込んでいた。
「くっ!!」
どかっ!と、音がして、私は2メートルほど吹っ飛んだ。
「うあっ!」
やばいわ。非常にヤバイ状況ね・・・。
私は、近くにあったイスを握った。 「たのむわよ・・・」
小さくそう呟いて、私はイスを投げつけた。
「ふっ・・・。そんなの無駄だということがワカランのかぁ!われぇ!」
大五朗はイスをはじき飛ばした。その先には、私はいなかった。
「イスは、フェイント・・・。ここよ・・・」
大五朗が後ろを向くのと同時に私の延髄蹴りが、炸裂した。
「・・・んな、あほなぁ・・・」
そういい残して、大五朗、つまり姉さんは気絶した。


<つづく>



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